アポリカ!通信 2025年5月:『Free Lesson 無料レッスンのすすめ』

 昨日、とある鶏の唐揚げ屋の前に、白スーツに黒眼鏡のにこやかな高齢者が立っていた。

 そう言えばと思い出した、微かな記憶。

 その唐揚げ屋の創業者が、こんな名言を残している。

Just because you took longer than others, doesn’t mean you failed. I started ○○○ at 65.

「他人より時間がかかったからといって、失敗したことにはならない。私が唐揚げ屋を始めたのは65歳だった」

 この言葉を初めて聞いたのは、ロンドンのビジネススクールに通っていた友人からだ。要するに、起業するのに年齢は関係ない、やる気があればいつでもできるんだ、というような話だったと思う。

 自分も随分若かったし、まだ起業しようとは微塵も思っていなかったので、ふーん、そういう人生もあるのか、、大器晩成?面白いな、くらいの感想しか持てなかった。

 そして今春、リアルに起業の準備をする人生の先輩が現れた。以前勤めた塾の大先輩、K先生。私の師匠にあたる人だ。師匠も、アメリカの唐揚げ屋の起業家と同じように、齢60歳を超えてなお、開業に挑むことになった。

 数少ない年賀状サバイバーの一人で、年に一度の挨拶を交わすだけだったが、起業を切っ掛けに連絡を取り合うようになり、実に微力ながら開業準備のお手伝いをすることになった。人を大切にする義理固い方なので、私のサポートに対して、コンサル料的な報酬を払わせて欲しいと何度も言われたが、過去に貴重なご指導を受け、すでに前払いで頂戴しております、と粋に断った(※本当に粋な人はコラムに書かない)。ちなみに、このコラムに書くためにお手伝いしたのではなく、書くネタがないから使わせて頂いているだけだ(師匠、毎月読んで下さり有難うございます)。

 師匠には、青二才の頃に随分と鍛えて頂いた。顧客目線、利他精神、人を大切にするマネジメント。深夜には、教室の机が並べ替えるとベッドに変わることまで教えて頂いた(※他社比 おかげ様で弊社はかなりホワイト)。師弟関係という濃い人間関係。鬼滅の刃でも、描かれていたじゃないか。若い人たちにも、是非とも良い師匠 ─ 優しくて時に厳しい、愛情を持って鍛えてくれる人に、恵まれてほしい。

 アメリカの唐揚げ屋の創始者の言葉が、ウェブサイトに載っていた。シンプルで、いい言葉だ。

 “One has to remember that every failure can be a stepping stone to something better.”

「覚えていてほしい。『失敗』はすべて、より良いものへの足掛かりだということを」

 “I’ve only had two rules. Do all you can and do it the best you can.”

「わたしにはたった二つのルールしかない。できることはすべてやる。そしてやるなら最善を尽くすことだ」

 ”The hard way builds solidly a foundation of confidence that cannot be swept away.”

 「厳しい道は、押し流されることのない自信の礎を築く」

“There’s something inside of me that makes me want to help people, especially people who are having difficulty of some kind.”

 「私の内面にある何かが、人を助けたいと思わせる。特に何らかの困難を持った人を

“I feed truck drivers, millionaires all at the same table.”

 「(私の唐揚げ屋では)トラックの運転手と富豪が同じテーブルで食べるんだ

 

 

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 一度の人生なので、年を食ってもコンフォートゾーン(ぬるま湯)から出て、チャレンジし続けよ、と偉大な先輩たちから教わった。無料で。