先月のコラムで告知をしていましたが、4月は法人事業について書くつもりでした。事業責任者の弊社前島が、昨夏の入社以来、地道に種を撒き、育ててきた企業研修事業です。
今年、記念すべき一社目の企業様が、受注契約をして下さいました。その研修が、ついに始まりました。
一方で、先月のとある土曜日に、 記念すべき第1回『異文化国際交流イベント』を実施しました。スイス・ロザンヌ在住、20年来の友人であるジュリアンとオンラインで繋がり、スイスの特徴、文化や歴史等についてのプレゼンテーションを受け、参加者と質疑応答などを行いました。
春の訪れと波長を合わせるように、法人事業とイベント、いずれも最初の芽が出ました🌱 日本の時間感覚でいえば、春は新しいことが起きる季節であり、その象徴でもありますので、当然とも、偶然とも言えると思います。
ここで興味深いのが、まったく意図していなかった二つの事が、『日本の教育的課題』を浮き彫りにしているのではないか、ということです。
法人事業兼イベント責任者の前島が、この点について寄稿をしてくれました。みなさま是非ご一読くださいませ。
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いつもアポロン英語塾/ジム・ユウリカ!国際予備校/国際塾の教育活動にご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。教育支援アドバイザーの前島です。
今回は、当社が法人向けに提供している研修サービス『ArtrA for Business』(アルトラ・フォー・ビジネス)についてご紹介いたします。
近年、多くの企業が海外展開を進める中で、「英語ができる人材が足りない」という課題だけでなく、「異文化の中で成果を出せる人材が不足している」という声が非常に増えています。
語学力だけではなく、多様な価値観を受け入れ、チームとして成果を出す力が求められているのが現状です。
ここで大切になるのが、「相手を知る」という視点です。
私たちは日常の中で、初対面の相手に対しても
「どんな食べ物が好きなんだろう?」
「趣味はなんだろう?」
「どんな考え方をする人なんだろう?」
といったことを、自然と考えながら関係を築いていきます。
そうしたことを少しずつ知っていくことで、相手の人柄が見え、
コミュニケーションのハードルが下がった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
海外の方と接する場合も、本質的には全く同じです。
ただし、その「背景」を深く知ろうとすると、宗教観や歴史、地政学的な要素など、日本とは異なる前提に触れることになります。
だからこそ、表面的な英語力だけではなく、『相手の価値観を理解しようとする姿勢』が、円滑なコミュニケーションの土台になります。
実際の企業現場では、
・海外拠点との連携がうまくいかない
・多国籍メンバーとのコミュニケーションに課題がある
・英語を学んでも実務で使いこなせない
といった課題が多く見られます。
ArtrA for Businessでは、こうした課題に対して「英語の前段階」からアプローチします。
まずは、自社が関わる国・地域ごとの文化や価値観を理解する異文化研修を行い、その上で実務に直結する英語力を身につけていきます。
また、単語一つをとっても、一般的な教材ではなく、『実際の業務で使う単語・フレーズ』に絞り、音と意味を結びつけながら習得していきます。これにより、『聞ける→話せる(英語を使える)』へのスムーズな成長を実現しています。
さらに、研修は企業様と連携しながら進捗や成果を可視化し、『実務で使える状態』をゴールに設計されています。
では、なぜ当社がこのような法人向け研修を行っているのでしょうか。
それは、私たちが日々の教育現場で感じている『英語力のその先』の重要性にあります。
社会に出た後に求められるのは、英語そのものではなく、その英語を使って相手を理解し、関係を築き、価値を生み出す力です。
当塾では、その考え方を子どもたちの段階から体感できる機会づくりにも力を入れています。
実際に先日3月21日には、スイス在住の方とオンラインでつなぎ、子どもたちが直接交流する異文化交流会(無料参加・お友達同伴OK)を開催いたしました。
食文化や通貨、自然環境、交通機関などの違いについて実際に会話をすることで、『違いを知る楽しさ』や『相手を理解する面白さ』を体感してもらうことを目的としています。
こうした経験を通じて、小さい頃から自然と異文化に触れ、将来グローバルな環境でも前向きに関われる土台を育てていきたいと考えています。
当社の研修を実際に導入いただいている企業様からは、以下のような背景、および評価をいただいております。
【導入前の課題】
・外国籍社員を受け入れる意識が低い
・外国人社員と日本人社員の間で距離感がある
・外国籍社員が疎外感を感じてしまっている
・英語でコミュニケーションが上手くいかない
・海外事業への興味が薄い
・日本人との習慣の差(ギャップ)がマイナスの評価に繋がるケースも多い
【研修実施後の評価】
・社内で少しずつ異文化交流のコミュニティーを取る場ができ始めている
・自国のことをもっと知ってほしいと主張する外国籍社員が増えてきた
・出来る限りの英語力で接点を持つ社員も増えてきている
・相手国のことをより理解した上で評価面談をする必要があると意識が強くなった
・少しずつでももっと英語を勉強したくなった
今後、英語は『できると有利』ではなく『使えて当たり前』の時代になっていきます。
その中で差を生むのは、英語力に加えた思考力やコミュニケーション力、そして『相手を理解しようとする力』です。
当社では、塾と法人研修の両面から、『将来社会で活躍できる力』を育ててまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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すでに社会で活躍する大人と、将来の可能性に満ちた子供。どちらにも通底する課題と向き合って解決することが、そのまま今の日本に必要な教育ということだと信じて、、出た芽がすくすくと育ちますように🌱






