現代社会を表す言葉として、『VUCA』という言葉があるらしい。四つの単語の頭文字を組み合わせた造語とのこと。VUCAという単語は知らなくとも、この要素を聞けば、既視感や納得感がある方も多いのではないでしょうか。
・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性)
の四語です。
つまり、『急激に変化する』、『将来の予測が困難』かつ『因果関係が複雑』で、さらに『前例がなく明確な答えがない』時代を、私たちは生きているということです。しんどい時代です。
仕事柄、英語の記事を扱うことが多いので、この四つの単語、ないし類義語は、度々目にしてきました。指導する我々だけでなく、生徒の皆さんも、こうした時代の変化を日々意識せざるを得ないのではないでしょうか。
こんな時代だからこそ、学び続け、周囲と連携しながら、自分の答えを出し続けることが求められるのだと思います。授業でも、生徒たちが『唯一解』を詰め込んだり、暗記したりするのではなく、他者とのコミュニケーションを通じて『自分解』を出せるように、と『対話性』を指導の軸にしてきました。
対話的な指導とは、つまり、講師が一方的に指導するのではなく、講師と生徒との間で、行ったり来たりの双方向性(⇆)を大切にしながら、答えを導き出すということです。我々が提唱する、『インタラクティブ・ラーニング』です。他者との関わりの中で『自分解』を出し続けることで、『自分軸』を醸成して欲しいと思っています。
アポロン英語塾は、2017年に開業しましたので、今年は開業10年目の節目ということになります。この間、2020年のコロナ禍を経て、時代の荒波を目の当たりにし、体感してきました。ここまでやって来られたのも、ひとえに支持し、受講して下さる皆様のお陰です。有難うございます。
その上で、この10年目の年を一つの集大成の年だと位置付けて、指針をまとめました。この混迷、混乱の時代に、迷うことなく目指す希望の光です。
まず『Purpose』:まず教育目的です。
『国際人』の育成:生徒一人ひとりの、世界に通用する自学力・教養・視座・コミュニケーション力・行動力を育みます。
学力ももちろん大切です。しかしそれ以上に、世界を見渡し、自ら問いを立て、自分に必要な学びを見つけ、学び続ける力が大切だと考えています。また、インプットだけでなくアウトプットすることで、生きた知識を身に付けて教養に変える。日本語、英語、他言語など、使える言葉を豊かにして、周囲と連携する力を養う。そして、考えるだけでなく、行動することまで繋げることが出来れば、、という教育的な未来像を描いています。
そして、『Mission』:目的を果たすための、日々の具体的な実践です。
生徒と伴走/伴奏:生徒一人ひとりに公平に寄り添い、最適な授業・環境・学習方法を提供します。
きめ細かい指導をする為の、少人数指導、個別指導です。授業については、先ほどの対話性はもちろん、生徒一人ひとりの発言機会や、向き合う時間をできるだけ公平に確保することを意識しています。環境は、自習室の提供、質問したい時にできる態勢など。学習方法についても、授業内外で、かなり実践的な指導をしています。学習の目的や目標の設定、効果的な学習方法の指導、時には生活習慣に関する助言まで含め、長期的な視点から伴走しています。ここまで幅広く学習支援を行う塾は、それほど多くないのではないでしょうか。特に大手には、無理でしょう。
昨日はユウリカの高校3年生4名と面談をして、生徒一人ひとりの話をじっくりと聞きました。英語学習の疑問、進路の悩み、人間関係の決断。最後の一人とは、保護者同席の三者面談をしましたが、英語の学習方法の話になると、普段は耳にしない生徒の知的な会話を横で聞いて、大変驚いたと仰っていました。知らない一面、そして成長を感じて頂けたので、有意義な面談でした。今度は、学校のみんなを驚かせよう。
来週以降も面談シーズンが続きます。 生徒も保護者も、それぞれに様々なストーリーを持っています。それらが塾という場で交差するのは、とても面白いことです。 塾は、教育的なハブでもあり、コミュニティでもあり、一つの媒体でもあり、大きなストーリーでもある。小さな主人公たちが、この夏に大きく成長し、輝きますように。
追伸:Aさん、お母様、いつもこのコラムを親子で楽しく読んでくださっていると聞きました。いつも有難うございますm(__)m 来週の面談、宜しくお願い致します。ご入塾時に聞いたAさんの小説、いつか読んでみたいです。






